富岡町は、福島県浜通り地方の中央部に位置し、東は広大な太平洋が広がり、西は緑豊な阿武隈山系に囲まれた町である。町内を二分して太平洋に注ぐ富岡川や阿武隈山地を流れる滝川渓谷、大倉山、麓山などの山々、断崖絶壁の海岸線、離れ島が散在する浜辺など大自然の宝庫となっている。四季を通じてしのぎやすい温暖な気候に恵まれ、降水量も比較的少なく、農作物の栽培に適した暮らしやすい地域である。
富岡町の夜の森(よのもり)の桜は、明治30(1900)年、半谷清寿(はんがいせいじゅ)氏が荒野だったこの地を開拓のため入植したとき、宅地周辺に300 余本のソメイヨシノを植えたのが始まりとされている。
その後、清寿氏の次男・六郎氏や地域住民に受け継がれ、華の町へと生まれ変わった。樹齢100 年を超える桜も含めて、約2.5km 続く桜並木となっている。平成2年には、(財)日本さくらの会による「別選さくらの名所」に選定された。
これらを含め、現在、町内には約2,400 本の桜が咲き乱れる。
◇富岡町web サイト:http://www.tomioka-town.org/
◇富岡町観光協会web サイト:
http://www.haru-urara.com/home.html
◇富岡町商工会web サイト:http://www.pulapula.net/