高山市は、岐阜県の北部、飛騨地方の中央に位置し、面積は東京都とほぼ同じ2,177.67k㎡と日本一広大な市である。温泉資源や乗鞍岳、御岳、白山をはじめとする優れた山岳景観、豊富な自然資源、高山祭などのすばらしい伝統文化、伝統芸能、慣習、風俗など多様な地域資源を有しており、中でも市中心部にある古い町並はその景観から「飛騨の小京都」と呼ばれ、年間を通じ多くの観光客が訪れている(仏ミシュランの実用旅行ガイドでは必見の観光地として3ツ星を獲得)。
広大な面積と起伏に富んだ地形を持つ高山市では、4月中旬から5月上旬にかけて市内の各地で様々な桜を楽しむことができる。
中でも一之宮町にある国指定天然記念物「臥龍桜(がりゅうざくら)」は、樹形が龍の臥した姿に似ていることからその名が付けられ、樹齢1100年余りで、枝張りは30mに及ぶ日本を代表するエドヒガンザクラの大樹である。
また、荘川町にある「荘川桜(しょうかわざくら)」は、樹齢500年余りの2本のアズマヒガンザクラで、御母衣ダムの建設により湖底に沈む運命にあったが、多くの桜を愛する人たちの情熱により、世界の移植史上例のなかった老桜の移植に耐え、毎年見事な花を咲かせている(岐阜県指定天然記念物)。
◇高山市web サイト:http://www.city.takayama.lg.jp/